消費税が10月1日から10%に変更になりますよね。
それに伴い、様々な対応をモール側でも行わないといけませんが、販売商品の価格について、何をどう変更すればいいのか簡単に解説します。
運用に関わっているものを記載します。
目次
Amazonの消費税対応
そもそもAmazonには、消費税という考え方が存在していません。なので、送料にしろ商品の販売価格にしろ全て税込です。
なので、10月1日に出荷する商品は10%の消費税込みの価格で表記する必要があります。
これをしないと、店舗側で2%の差額を補填する形になります。
9月30日のセラーセントラルの画面は各社一斉に価格変更をすると思うので、混雑が予想されます。
また、軽減税率対象商品については「商品タックスコード」という項目に「A_GEN_REDUCED」という値を入れる必要があります。
これを入れることで、明細などで軽減税率対象商品がわかるようになります。
なお、送料や代引き配送をしていれば代引き手数料なども10%の金額で更新する必要があるのでお忘れなく!
Yahoo!ショッピングの消費税対応
Yahoo!ショッピングは、軽減税率対象の商品と、対象ではない商品の税率について、商品ごとに「軽減税率コード」なる項目で制御できるようになるそうです。
CSVファイルの「taxrate-type」=軽減税率コードという項目になるようで、この項目に「0.1または0.08(半角数字のみ)」を入力しておくことで、10月1日で切り替わった後も、軽減税率の対象商品は8%の消費税、それ以外は10%の消費税という形にすることができるようです。
販売価格を税込・税抜で登録してあっても、軽減税率コードの設定は必要なようです。
※全ての商品が10%の対象であれば、軽減税率コードの設定も必要ないです。
税込での販売価格登録の場合は、価格更新も必要となります。
送料や代引き手数料などはショップ側で変更する必要があるので、忘れないように注意しましょう。
また、送料や代引き手数料については画像などにしているショップも多くあると思います。画像を差し替えておかないと、お客様からのクレームに繋がりますので、注意してください。
楽天の消費税対応
楽天の場合は商品ごとに4つのフラグで商品を管理しているようです。
1.店舗の税率設定を使用
2.0%
3.8%
4.10%
通常は「1:店舗の税率設定を使用」となっていると思いますので、10%の対象のみのショップであれば変更する必要はありません。
混在している場合などは、2〜4のフラグを各商品に設定する必要があるので注意してください。
税込で商品登録しているショップは、消費税10%になるタイミングで、価格変更をする必要があります。
また、送料や代引き手数料については画像などにしているショップも多くあると思います。画像を差し替えておかないと、お客様からのクレームに繋がりますので、注意してください。
Lohacoの消費税対応
このモールはマニュアルが準備不足で、なかなか情報を取得しにくいですね。
項目名:消費税区分で設定
指定方法:パラメーター(1:標準税率・2:軽減税率)で指定
◆想定される作業
事前に軽減税率対象商品の消費税区分フラグを「2:軽減税率」に設定(CSVでの作業)
Lohacoの場合、税込での販売価格登録となっているので、実売価格についても全て更新する必要がありそうです。
ポンパレモールの消費税対応
システム的には楽天と同じなので、「商品税率区分」という項目に軽減税率対象の商品は「8%」の設定が必要になります。
また、税込で商品登録している場合は、価格更新する必要がありそうです。
チェックリスト
・税込、税抜どちらで登録されているか確認する。
・税込の場合は、10月1日のタイミングで、10%(軽減税率のものは8%)の消費税を含んだ金額に更新する。
・各モール、商品ごとの軽減税率のフラグや、税率を登録する場所に10%、8%などに当たるフラグを設定する。
・送料、代引き手数料を管理画面で10%の税込金額に修正する。
・送料、代引き手数料の画像についても更新する。
・お買い物ガイドなど、配送について記載のある場所を確認する。
上記内容を確認し、対応する必要があります。
まとめ
チェックリストを見ながら、ご自身の出店店舗を確認してください。
モールごとに対応方法が違うので、それぞれ細かい部分も理解して、10月1日を迎えられるようにしましょう。

現在はシニアECディレクターとして大型EC案件を担当
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