目次
ECサイト運営者のためのECモール比較
自社ECサイトと一緒に、ECモールがさまざまあります。
これからEC担当者となる方や、ECでの売上をどうやって獲得したらいいのか悩んでいる方の少しでも助けになればと思い、このブログを記載しています。
今回は楽天についてモールの特徴と、効果があった施策などを紹介します。
Amazonについての記事はこちら
楽天についてはこちら
Yahoo!ショッピング
最近はPayPay導入したり、様々なサービス+プロモーションで認知度が高くなりました。
少し前はYahooといえば「オークション」が注目されていましたが、ショッピングも数字を伸ばしています。
昨年は、モール全体で140%とか成長した現在進行形で成長著しいモールです。
Yahoo!ショッピングの特徴
何といっても、「ソフトバンク」との関係が一番の注目ですね。
昨年はソフトバンクユーザー・Y!mobileユーザーはポイント10倍というキャンペーンをずっと実施していました。
※10倍になる計算式はここでの解説は省略します。
楽天を追いつけ追い越せで、ライバル視しているモールになります。
プレスマンでは、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングを3大モールと呼び、他のモールに比べ売り上げ規模も大きいので、差別化しています。
Yahoo!ショッピングが、他のモールと最も大きな違いは、外部リンクが禁止されていないという点です。
楽天などは外部リンクNGなので、規約にもその旨記載されていますがYahoo!ショッピングは条件を満たせば問題なく外部リンクを貼ることができます。(離脱に繋がるので必要最低限にしてください)
Yahoo!ショッピングで勝ち残るには
楽天と施策としては似ているのですが、やはりモール企画にどれだけ参加できるかが勝敗の分かれ目となると思います。
Yahoo!ショッピングの販促
- 5のつく日
- いい買い物の日(11月11日)、いい買い物週間
- ウルトラセール
- CowCowサンデー
- ソフトバンクホークス応援セール
- プレミアム会員感謝デー
- など・・・
※名称がコロコロ変わるので、違う名前になっていたらすみません。
上記以外にも様々な企画が動いているので、モール運営者はどの施策が売り上げを伸ばせて、どの施策は乗らないようにしようという見極めが必要になります。
重要な販促をいくつか紹介します。
5のつく日
毎月、5日、15日、25日の3日間、5のつく日ということで基本ポイントがアップします。
それに便乗してお客さまも多く来店するので、この日の施策は最も大切な日となります。
肌感では、5日と25日が非常に売り上げが高くなり、通常時の2倍以上になることもザラです。
逆に、5のつく日に目標売り上げを獲得できないと、他の日では挽回できないほど痛手となります。
ウルトラセール、プレミアム会員感謝デー
ウルトラセールは会員関係なく開催されるセールとなります。楽天でいうところのマラソン企画のような買いまわり系の企画となります。
プレミアム会員感謝デーはYahoo!のプレミアム会員登録している方限定のセールとなります。
Yahooのお客さまの構造上、プレミアム会員が全体売り上げの6割以上をまかなっているといわれています。
※現状ではもっと多くなっている可能性があります。
このプレミアム会員をいかに集客し、購入につなげるかが鍵となります。
Yahoo!ショッピングのユーザー
Yahooで勝ち残るためには、ユーザーを見極める必要もあります。
ソフトバンクの携帯電話、Y!mobileの携帯電話を持っているユーザーがメインターゲットとなるので、購入者層は若干若者中心となります。10代〜30代前半がもっとも活発に動いています。
なので、この年代に強い商材を持っていれば売り上げを作ることがそれなりにできると思います。
ただ、この年代は「ゆとり世代」「さとり世代」といわれ、「もの」に対しての執着が低い世代といわれているので、商品の良さをしっかりアピールしても売れていかない可能性があります。
一時期、楽天などは商品ページの作りをストーリーを持たせたボリュームのある読み物にすると売り上げ獲得できるといわれ、今でも覆っていませんがYahoo!ショッピングはそこまで作り込んでも売り上げがさっぱりと言うこともあるので注意してください。
Yahoo!ショッピングのプロモーション
Yahoo!ショッピングのプロモーションは次の2つの合わせ技をお勧めします。
PRオプション
PRオプションとは、Yahoo!ショッピング内の検索キーワードにあわせ、自社の商品を先に出すための料率だと思ってもらうとわかりやすいと思います。
もっとわかりやすくいうと「検索上位を金で買う」ということです。
PVに対しての課金となるので、料率をあげすぎると粗利を圧迫し利益が残らなくなるので注意してください。
Yahooの担当者は、商材によって何%以上にすると効果が高いか教えてくれますが、7%前後となるので、型番商品ではなかなか料率をあげることはできないと思います。
STORE’s R∞(アールエイト)
R∞(以降R8と表記します)
R8というサービスを利用し、ユーザーにアピールすることができます。
このR8はPRオプションを1%以上かけていないと利用できないプロモーションメニューとなります。
ただし、R8自体は無料で利用できるので、PRオプションの設定をしたら必ずR8を使ってプロモーションを展開することをお勧めします。
このR8でできるプロモーションは2種類となります。
また、R8の配信できるセグメントについては管理画面から確認ができますが、念の為以下に画像を添付します。
クーポンの発行
クーポン発行は、特定の商品を購入しようとした方に対し「円引きクーポン」「%引きクーポン」を発行できる機能となります。通常購入しようとした方も、このクーポンを利用することができるのでクーポンに気がついたら使えるという部分がちょっとネックになります。
※平均購買単価を下げてしまう。
ただ、どうしようか迷っている人に「●月●日まで使えるクーポン」というのが画面にあると、最後の一押しになると思います。
おすすめ商品紹介
もう一つの機能はおすすめ商品紹介です。
期間限定の商品を出していたり、お得なセール中の商品を訴求したりしたい場合に利用します。
このおすすめ商品はCV率0.01%ぐらいと思ってください。商材によってはもっと効果を上げられると思いますが1万PVした中で購入まで繋がる方が1人ぐらいと思っていただくといいと思います。
ECモールで商品を陳列していると、自分のショップの中を回遊してもらうことがなかなか難しいですが、おすすめ商品の機能を利用して回遊を促すことができます。
メルマガ
Yahoo!ショッピングのびっくりするところは、メルマガは配信し放題です。
最近メルマガの効果が薄れてきてはいますが、そうはいってもある程度メルマガから集客が望めます。
CV率でいうと0.1%ぐらいは獲得できるのではないかと思っています。
1000人リストがあれば、1人は購入してくれる計算です。
メルマガは面白いもので、1000人以下だと全く反応が見えません。ところが1000人を越えると徐々に効果が見えてきます。
5000人越えると、1通配信すると幾ら売り上げが取れると、見込みを立てることができます。
とはいえ、リスト獲得するまで非常に大変な作業となります。購入してくれた方がメルマガ登録してくれている=>このリストを1000人以上集める必要があります。
そのリストに対し、定期的にメルマガ配信していかなければいけないので、地道な作業となります。
まとめ
3大モールについて記事を書きましたが、楽天、Amazonに比べYahoo!ショッピングで新規出店者が売り上げを作るのは難しいです。
モールの施策にきちっと乗り、流入獲得を目指しましょう。
月の売り上げが徐々に上がり始めたら、PRオプション&R8を利用したプロモーションを開始してください。
※PRオプションは新規出店者がいきなり利用することができず、審査があったはずです。
モールは、人気商品を持っていればすぐに現金化できますが、人気商品を持っていないと現金化するまでに時間がかかります。
※モールへの集客は、モール側が行ってくれますが・・・。
いち早く自分のショップで売り上げが作れるように、始めは苦しくても手間をかけ育てていってください。

現在はシニアECディレクターとして大型EC案件を担当
自分を取り戻したいときは、バイクツーリングとソロキャンプを楽しむアクティブニート!