ECサイトを自分で運営しようと思っている方はもちろん、ネットショップの運営の仕事につきたい方も、このスキルは必要だよというものからあったらいいレベルまで解説します。
目次
ECサイト運営者に必要な5つのスキル
- Excelのスキル
- バナー制作のスキル
- HTMLコーディングのスキル
- CS対応のスキル
- 好き!と思う気持ち
技術的なものから、マインドまで様々ですが、5つのスキルで一番大きいのは、5の「好き!と思う気持ち」です。
それでは、それぞれのスキルの詳細を解説します。
1.Excelのスキル
ECサイトを運営するにあたり、商品情報を加工したりSKU管理したり様々な場面で利用します。
また、分析などする場合にもEXCELが利用できると便利です。
最近ではGoogleスプレッドシートもあるので、こちらに置き換えて考えても大丈夫です。
Excelにはデータベース機能というものがあります。
フィルター機能を利用して多くの商品データの中から、特定商品を抜き出して利用したり。
楽天やYahooの商品データをアップロード、ダウンロードする場合は、CSVファイルを利用する場面が多くあります。
Excelの知識はあればあるほど、ECサイト運営は楽になります。
逆に「Excel知らないんだよね」という方は、ぜひ覚えてください。
https://irotoridorino.sakura.ne.jp/webm/category/excel/
簡単なものであれば、このブログにも記事があるので挑戦してみましょう。
2.バナー制作のスキル
商品画像を加工したり、特集バナーを制作しなければいけないなど、画像を加工するスキルが必要となります。
一般的にはPhotoshopやIllustratorなど、Adobeのものが使えるに越したことはないですが、グラフィックデザイナーやWEBデザイナーと呼ばれる方々は、このソフトを利用するスキルだけで、ご飯を食べていたりします。
なので、専門的に使いこなそうと思うとかなり敷居が高くなってしまいます。
ただ、最近はCanvaのようなWEB上で画像を作成・加工するためのサービスがいろいろ出てきているので、そういったもので代用することもできると思います。
CANVAを知らない方は、ぜひ上記クリックして利用してみてください。
3.HTMLコーディングのスキル
Webコーダーと呼ばれる仕事をしている方が、極めているのがHTMLのコーディングスキルですね。
HTMLだけでなく、CSSと呼ばれるスタイルシートを駆使して、デザイン性の凝ったものなどを作ることも可能です。
皆さんがみているWebページなどを作る仕事だと思ってください。
このスキルを極めた方が、最近では「フロントエンダー」なんて呼ばれ方をしている場合もあります。
HTMLのコーディングスキルは、HTMLタグと呼ばれるある種プログラミング(ほんとは書式を定義している)に近い部分がありますが、これもCMSと呼ばれるWebの技術を利用すると、意識しなくてもコーディングできてしまったりします。
プレスマンが掲げているWordPressは、このCMSと呼ばれるHTMLタグを勝手に付与してくれる事を最も得意としているものになります。
なので、HTMLコーディングのスキルに関しては、まずもってWordPressを使って、ブログでもなんでもいいので情報発信してみてください。
これは、半分希望的観測ですが、そのうちブログ=ECサイトの商品詳細となる日も近いと思います。
この辺りに強いのが、
北欧、暮らしの道具店 さんですね。
ブログにカート機能を持たせ、お客さまがブログを読んでいいと思ったらそのままカートに入れることができるという、非常に画期的な仕組みを展開しています。
4.CS対応スキル
CS対応スキルっていわれても、なんのことかわからない方もいると思うので掻い摘んで記載します。
これは「お客さま対応」のスキルです。
一般的にはクレーム処理などをCS対応などという方もいますが、厳密にはカスターサポート(サービス)なので、お客さまの手助けをするためのサービスです。
「商品について」「注文について」「納期について」「修理対応」などさまざまな問い合わせが日々発生します。
このCS対応スキルは、ある一定レベルまでは、トレーニングで身につきます。
サポートセンターなどが、このトレーニングなどを体系化して行なっています。
ただ、このCS対応は、2極化しています。
CS対応の2極化
- CS対応は非常に大切だから、問い合わせにはきちっと受け答えしようという人を育成するパターン
- CS対応に人を割くのは、コストがかかるから、FAQを充実させたり、チャットボットを導入したりして人の手がかからないようにしよう。
という、2つのパターンがあり、ECサイトによっても重きを置いている部分が分かれます。
これは、販売している商品によっても考え方が分かれる部分ですね。
例えば、10万円の商品(利益率が40%)を売るのに、30分の問い合わせ対応をして商品が売れるのであれば、人による対応でOK。
逆に、3000円の商品(利益率が20%)を売るのに30分の問い合わせ対応していたのではECサイトは潰れてしまいます。
CS対応に何が必要なのか
CS対応のスキルと書いたのは、「お客さま目線でいつもECサイトをみているか?」ということになります。
「商品について」「注文について」「納期について」「修理対応」など様々な問い合わせがありますが、事前に「こういった問い合わせがきそうだな」と自分のECサイトを利用してみたときに、「疑問や不満を思うこと、感じることができるかどうか」という感性の部分になります。
この感性は、訓練ではどうしようもない部分です。ですが、常に意識することで磨くことができると思います。
5.好き!と思う気持ち
一番大事なのは、「好き」という気持ちです。これはどの仕事をしていても求められます。
人間、好きな事をやっている時が一番効率よく、集中して仕事をすることができます。仕事中でも、プライベートでも関係なく「好き」という気持ちがあれば、アンテナを張り巡らせることができます。
5つのスキルを書きましたが、実は5だけもっていればなんとかなると思います。
「好き」という気持ちは誰にも負けない!という方が、ECサイトの運営者としてもっと増えてくれるといいと感じます。

現在はシニアECディレクターとして大型EC案件を担当
自分を取り戻したいときは、バイクツーリングとソロキャンプを楽しむアクティブニート!