前回は色の持つ情報や色彩心理、写真から色をピックする方法をお伝えしました。
今回はトレンドカラーを取り入れる方法や、カラーパレットツールを利用する方法をご紹介します
目次
トレンドの配色を取り入れる
ファッション雑誌などでよく見かける「今年のトレンドカラーは◯◯!」
このトレンドカラーはどうやって決められているかご存知ですか?
「インターカラー(国際流行色委員会)」という世界14カ国が参加している国際組織が毎年カラーを決定しているんですね。日本も参加しています!
そこで決められたカラーを元に、日本の「日本流行色協会(JAFCA)」が日本国内向けの流行色を決定します。
決められたカラーを元にファッションやインテリア、車の色などが方向付けられています。
このカラーを取り入れることで、グンとあか抜けて今っぽさを出すことができます。
ちなみに2018年の日本のトレンドカラーは「ビジョナリーミント〜新しい展望を象徴する、透明感のあるミント〜」だそうです。
そういえば今年は例年以上にチョコミントカラーが流行っているような!!
JAFCA | 一般社団法人日本流行色協会
日本国内向けのトレンドカラーをチェックすることができます。
「レディスウェア」「メンズウェア」「プロダクツ&インテリア」の3カテゴリーがあり、トレンドにのっとったパレットが公開されています。
また一つ先のシーズン分まで公開されているので、これからのトレンドを知るのにも役立ちます。
パントン – JP
米国パントン社からもトレンドカラーが発表されており、「カラー・オブ・ザ・イヤー2018」は「ウルトラバイオレット」だそうです。
PANTONはPhotoshopのカラーパレットや色見本帳で目にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
トレンドカラーを使用した場合は「なぜこの色にしたのか」クライアントに説明する際の説得材料にもなりますね!
また、トレンドカラーは特に意識していなくとも、ファッションやインテリア、店頭のラインナップなどから「流行りの色」として認識されていますから、注目されやすい、目を引きつける効果がある、とも言えます。
カラーパレットサイトの配色を参考にする
はい、行き詰まった時は自分にない引き出しを持ってる人の配色を参考にしましょう。
様々な配色のカラーパレットを眺めているだけでもインスピレーションが湧いてきます。
Color Hunt
https://colorhunt.co/
ユーザーが配色カラーパレットを投稿できるサイトです。
「Trendy」「Popular」の人気順表示の他、「Randam」表示もあり。
5色のパレットはサイト制作にピッタリ!ベースカラーは広めに表示され、サイトのカラー配分のイメージが付きやすいのも◎。
Palettable
http://www.palettable.io/
表示される色をLike(好き)、DisLike(嫌い)でポチポチ選択するだけで直感的にカラーパレットを生成できます。
直感で大まかな方向を決めた後に、各カラーの細かな調整ができるのも便利。
LOL Colors
http://www.lolcolors.com/
現役のデザイナーがサイト制作の参考に集めたパレットを公開しています。
しずく型の4色パレットはどれもセンスの良いものばかりで参考になります。
Hello Color
http://jxnblk.com/hello-color
ベースカラーとアクセントカラー、文字色など2色の組み合わせに迷ったらココです。
クリック(スペースキー)を、お気に入りの組み合わせが出るまで連打するだけ!
WebGradients
https://webgradients.com/
美しいグラデーションのパターンが揃っています。
クリックするとグラデーション表示用のCSSがまるっとコピペされるのも便利。
いかがだったでしょうか?
配色がニガテ、デザインのスピードをあげたい、自分の引き出しにない組み合わせを見つけたい。
そんな時はぜひ参考にしてみてくださいね!

Webマーケティング部のスタッフ、スズキです。手を動かしてなにかを作ることとキノコが好きです。テンションの上がるサイトづくりを目指しています。