「広告打てることになったから、バナー至急よろしく!」
WEBサイト制作の現場はスピードが求められることが多いですよね。
特にECサイトを運営していると、モール店舗ごとに様々な施策が動き、作るバナーも多種多様。
そんな時、うっかりミスで修正が。。。前と同じ失敗で時間が。。。と、なりがちな人のために、個人的に意識しているバナーチェックのポイントをご紹介します。
モニターとにらめっこでデザインをしていると、客観的にバナーを見れなくなります。一服したりコンビニで新商品をひやかしてから、新鮮な目でチェックにのぞみましょう。
目次
サイズはOK?
□ 縦横サイズ
□ 容量サイズ
□ バナー点数
縦横のサイズが逆だった!なんて悲劇にならないように。画像ファイル名にサイズを入れるとわかりやすくてオススメです。
例えば横300pix、縦200pixのバナーの場合:
bnr_300x200.jpg
WEB広告用のバナーは容量の上限が指定されている事があるので、画像ファイルを右クリック「情報を見る」でチェック。
素材の扱いはOK?
□ 著作権
□ ロゴ・商品の扱い
□ 加工処理
使用しているイメージ素材は、正規のルートで入手したものですか?
ダミーで置いた画像の購入は忘れずに。
また、ロゴや商品画像は、使用のための細かいルールが決められている場合があります。
トリミングNG、重なりNG、傾けNG、etc.
画像の加工は、切り抜きが甘かったり、拡大縮小の繰り返しで画質が劣化していたり、レイヤーの順番間違えていたりしないかチェック。
要素はOK?
□ 必要な要素は入ってるか
□ 正しい情報か
□ 可読性があるか
必要な要素はもれなく入っているか、また、いらない情報が入っていないでしょうか。
訴求したい情報は価格ですか?商品画像ですか?日付ですか?
それが「一瞬」で伝わるデザインになっているでしょうか。
大きなモニターでデザインをしていると気づきにくいですが、ユーザーがそのバナー見るのはスマートフォンの画面上がほとんどです。文字が小さくて読めないことがないように意識してデザインを。
また、日本人男性約20人に1人の割合でいる色弱者には見えずらい組み合わせとなる、暗い背景に赤文字や緑文字などは避けた方がいいでしょう。
余白のバランス気持ちいい?
□ 意味なし余白
浮世絵のように斬新で狙った構図でない限り、意味のないうっかり余白は不安で落ち着かない印象を与え、イコールそれは商品の印象となります。
もったいない!誤字脱字
□ 年月日、曜日、時間
□ 英語の綴り、漢字の間違い
まず第一に自分を信じないこと。そして同じくクライアントも間違えることがあるので、信じるのはGoogle先生とカレンダーのみ!
(ただし違う月のカレンダーを見ないように注意)
ファイル名はOK?
ファイル名は、英数字で簡潔に。ただし英語の綴り間違いは地味に恥ずかしいので注意が必要です。
また、ファイル名に使わない方がいい文字や記号は意外と多いです。
「 x 」全角アルファベット
「 & 」アンド
「 – 」ハイフン ※アンダーバー「 _ 」はOK
クライアントから支給されたNGファイル名のまま公開、なんてことにも気をつけましょう。
これはバナー以外にも制作物全般に当てはまるのですが、最終チェックの一番のポイントは「作成者を信じない」ことです。
自分がそのバナーを作った場合は、自分を疑ってください。
作るのも確認するのも人間の世界では、どんなに確認してもミスる時はミスります。そんな時は、気持ちを切り替えて、バナー道を極めてください。

運用ゴリゴリ系WEBディレクターです。作るのも好きです。